友達が童貞を卒業したので僕も童貞を卒業しようと試みましたがそれはとても難しい事でした
そして俺は一人教室で
童貞卒業について考えていた。

誰でもいい…。
いや良くない。
可愛い子がいい。
出来れば巨乳…。

「かーんじっ!」

考え込む俺を後ろから誰かが背中を叩く。

「いって…て、凜斗か。」

俺の名前を呼んだのは
如月 凜斗[キサラギ リント]
イケメンの関西人だ。
多分ヤリまくってます。

「何やねん。そんなに顔見るなや。」

じっと顔を見つめる俺に
違和感を覚えた凜斗が眉間にシワを寄せる。

「凜斗さんは童貞ですか?」

真剣な眼差しで俺はそう凜斗に
問いかけた。

「えっ、なんやて?」

「いや、童貞ですか?」
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