幼なじみと秘密の時間
「どーしようかな…?」


私は、和弥が何て言うかを少し期待していた。

和弥は遠くをボーっと見ていたが、少しして
私に言った。


「蘭の好きにすれば?
付き合って見るのもいいんじゃね?
あいつ…いいヤツだし」


「え?」


「何?」



私は、和弥がそう言い出すとは思わなかったから
動揺して黙り込んでしまった…。



「まぁよく考えて決めれば?」



和弥はそう言うと、教室の中に入って行って
しまった…。。



そう来るか………。



やっぱり和弥は、私をスキとかじゃないんだ。
ちょっと落ち込みながらも、キスもそれ以上も
受け入れてしまったことに後悔していた。





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