幼なじみと秘密の時間
帰り道、ほとんどしゃべることなく
私の家に着いた。



「送ってくれて、ありがとう」


「ううん」


「明日からまた、部活頑張ってね」


「うん、じゃあね」



私は、祐希の後ろ姿を見送った。







「おかえり」



突然、後ろから声がして振り返ると
和弥が、部屋の窓から覗き込んで
こっちを見ていた。



「ただいま」


私が、元気がないのに気付いたらしく
和弥は、不思議そうに私を見ていた。



< 64 / 254 >

この作品をシェア

pagetop