幼なじみと秘密の時間
「そんな話を聞いたら、やるしかないな!」


もちろん、和弥が出掛けるとこを狙って
待ち伏せする作戦!



私はかなり、着込んで外に出た。


1時間…2時間…


一向に出てくる気配がない。



「さすがに夜は冷えるなぁー」


手袋をしていても、ジンジン冷たくなった。



足先もかなり、冷えている。




私は携帯で時計を見る。


「11時かっ、どーしよう」



私が悩んでいると、突然携帯が鳴り出した。


奏斗くんからだった。



『奏斗くん、どーしたんだろう…』



恐る恐る電話に出る。



「もしもし」


『あっ、蘭ちゃん?』


「うん、どーしたの?」


『あー今、店に和弥がいるんだけどさ
寝ちゃってて、全く起きなくて』


「え??和弥そっちにいるの?」 


『あーうん。オレ、今店番してるから
送ってけなくて』


「わかった!すぐ行くね」


『サンキュー!』



電話を切る前に走り出した!




 

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