幼なじみと秘密の時間
「蘭…何で?」


和弥は、状況が掴めないのか
しばらく放心状態でいたが、
奏斗を見るといきなり睨んだ!


「奏斗!お前が呼んだんだな!!
何で勝手なことすんだよ!!」


「ちょっと、和弥!!何でそんなこと言うの?
散々迷惑かけて!」


「奏斗くん、本当にごめんね。
和弥。帰るよ」




私は奏斗にお礼を言い、和弥を無理やり
引っ張って、店を出た。




歩き出すと、和弥が私の手を振りほどいた。


「自分で歩けるから」     


和弥はそう言うと、私から少し離れて歩く。


「心配したんだよ?
窓のカギ閉めてるし。
私が入って来ないように…でしょ?!
何で?」


「………」



和弥は下を向いたまま、何も言わない。
そんな態度にイライラして、和弥の前に立って
和弥の腕を両手で掴む!







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