3つかぞえて、君と青
「あの子はわたしを置いて勝手に家を出ていきました。
だからばちがあたったんです。」
ばちがあたったんです、ばちがあたったんですと彼女は繰り返して言った。
わたしたちは何も言葉を発することができなかった。
お寺を出たところでお礼を言って、母親とは別れた。
担任が言っていたように、結伊は母親とは不仲のようだった。
あれ以上、結伊の母親から話は聞けなかったろうし、
結伊の死に対してばちがあたったんだといい続ける彼女の口から、結伊の話を聞きたくなかった。