3つかぞえて、君と青
「なに、どこいってたの?」
「どこ行っててもわたしの勝手でしょ」
「結伊といたの?」
千樫の質問は全然いやらしいかんじはしなかったのに
わたしはなんだかきまりが悪くて、うしろめたくて
答えるのに少し鼓動がはやくなっていた。
「帰り道は結伊と一緒だったけど、結伊と別れてからはクラスの女の子たちとケーキバイキング行ってきたの。」
「あー、なんか今日話してたねー。 伊澄もそうゆうの行くんだねー。」
「わたしだってケーキくらい食べるわよ」
千樫は知らん顔して自分のサラダにあったトマトをわたしにうつす。
こらって怒ってもお構いなしだ。
「そんなことはわかってるけどさ。でもやっぱり俺の知らない伊澄のそういうとこ見つけるたびに不安にはなるよね。」
わたしは千樫のほうをむいたけれど、千樫はわたしのほうを向いてはいなかった。
なに言ってるのよ。
笑いながらトマトを返すと千樫は不機嫌にフォークをカチャカチャ鳴らした。