~D*A doll~
一気に体の熱が冷めていく。
今からって感じでいい時だったのに。
龍翔もあたしから離れ入口の方を見ている。
「…何だよ、雅(みやび)。」
「何だよじゃないですよ。こんなところで」
あたしも恐る恐る後ろを振り向くと……。
「……え?」
見覚えのある姿が、そこに立っていた。
確かこの人、あたしが退学になった日に廊下で通り過ぎた人だ。
やっぱりこの人も赤のメッシュのイケメン。
そして、あたしが前に通っていた学校の制服を身に着けている。
そして、その雅とよばれる人があたしを見て一言。
「あぁ。あの時の男を連れていた人ですね。」