キミが、好きです ~茜色の空の下~







――――ダンッ。



自分でも無意識のうちに、


近くの壁を叩いていた。






「こころのこと、何も知らねぇくせに。

アンタらみてぇに、顔も心もブスじゃねぇんだよ……!」






もういなくなるんだし、


罪の1つや2つ、大丈夫だろう。





「…っ…ひどい…!」


「ひどいのはどっちだよ。
こころに謝れよ……!」







いい加減にしてくれっつー感じだよ。












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