キミが、好きです ~茜色の空の下~
俺のことなのに、
勝手にこころのこと傷つけて………。
「な、ナツ……行こ?」
2人は、1年の校舎に戻っていったみたいだ。
教室に戻ると、
拓とこころと一ノ瀬しか残ってなかったから
良かった。
他のヤツらがいたら、
絶対めんどくさいことに
なっていただろうから。
「ったく、叶多……ハデにやったなー」
飽きれ顔の拓。
「南くん、最高だよ!」
親指を立てて俺に向けてくる一ノ瀬。
「なんか……ごめんね…」
苦笑いのこころ。