【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
“気づけなかった”コト*
波乱の体育祭が終わり
あれから結局、
一緒に住んでいることは誰にもバレずに済んで、
付き合っているということは
すごい問い詰められて、
友達はみんな知ることになっちゃった。
そして、高校生になって、2度目の夏休み!
今年は千里がいる。
「暑ー」
あたしはタンクトップとホットパンツを
履いて、部屋の床に寝ている。
隣には千里も寝ている。
床って冷たくて気持ち良い……
「色気無えな。」
「暑いから色気もへったくれもないの!」
「んー?でも、髪の毛アップにしてるのは
すーっ!色気あるな」
寝ているあたしのうなじに鼻を当てながら
そう言う千里。