【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「“………ん。俺も”」
千里がそう言った時、
千里の周りにキラキラと星が飛んだような気がして、
背中に天使の羽が見えた。
千里はこんなにキラキラしてて、
みんなに人気で、
女の子も男の子も虜にしちゃうような、
素敵な人だったんだと、
改めて実感した。
そして、そんな凄い人と、
付き合ってるなんて………
あたしのことを好きだと言ってくれるなんて……
あたしって幸せなんだなって
感じた。
ほんとはもっと前から
そう気づいていたはずだけど、
あたし自身が素直じゃないから、
“気づけなかった”んだ………
今更だけど、
あたし、千里の“彼女”なんだね。
こんな出会いもう二度とないよっ…!