【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「ね、おんぶ!おんぶにして!
お願いっ………おろしてくれないなら
せめて、おんぶ!」
「……わかったよ。それはのみこんであげるよ。」
そう言って千里の背中に乗り直した。
そして家を出て
みんなと待ち合わせする場所に向かった。
もう、切実におりたい………
歩けば歩くほど
街の人たちに会うし、
一応言っておくけど、ここ、もろ都会ですよ!?
人通りが多い場所ですよ?
恥ずかしいんですけど………
そして、あたしはそんな恥ずかしさを
こらえながら千里の背中にピタッと張り付いていた。