【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
そうして、遊園地内に入るとすぐに、
お化け屋敷のところに向かった、一同。
ほんと気分乗らない………
「……望未、大丈夫だよ。
俺がいるだろ……?」
そういう、千里。
確かに、お化けは怖いし嫌いだけど、
不安さで言えば千里といるほうが
不安なんだけど…………
「………う、うん」
とりあえず、頷いてみたものの、
拓海が用意していたくじでペアが決められて、
あたしと堤くん、
千里と拓海、
由佳ちゃん、実果ちゃん、那月くん
という組み合わせになった。
「ごめんね?僕で……」
「ううん。むしろ堤くんでよかったよ……
千里だと何しでかすかわかんないから…」
「……ふっ、ほんとに泉って信用されてないね…」
堤くんは歯を見せて笑っていた。