【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
つよがりと本音*
あたしのところに来た、
千里のホントの理由を知ってから
1週間が経ち週末。
あたしは朝、実家に帰った。
「…あ、望未さん。」
家の前で声をかけてきたのは友哉。
「……お久しぶりです」
「久しぶり。」
「お母さん呼んできます。」
「うん。ありがとう」
そう言って友哉は家に入った。
まだ、他人行儀だね…
友哉は………
「あらいらっしゃい!のん!」
「ねぇ、お母さん。どうして話してくれなかったの?
千里のこと。」
あたしがそう聞いてもお母さんは
冷静だった。
「千里くん、話したのね?
のんに……」
「ねぇ、お母さん、千里のお母さんと
仲良かったよね?千里に会わせたい。」