【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!




………な、んなのよ……



あたしは少ししてから飲み物を持って部屋に戻った。



「お、お待たせ…」


「遅かったね?のんちゃん」


「ごめん、トイレ行ってたの」


あたしはウソをついて飲み物を渡した。


チラッと千里を見ると目があってしまった。



……っ!



「…ねえ、ここ、冴島さんの部屋?…だよね?」



と、右隣に座っている堤くんが話しかけてきた。



「…そ、そうだけど…?」


「ひとり暮らし?」


「うん…」



あたしがそう言うと「そっか」と
言って飲み物を口にする堤くん。


な、なんだろう……


何かを探るような言い草………



堤くん…怖いな…なんか……





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