俺様天使と小悪魔ちゃん



片膝をつき、片手を胸の前に当てたまま頭を下げていた先生は、ゆっくりと顔を上げると、


「ありがとう、イサヤ。
 
 あなたはきっと、
 素晴らしいミカエル様に
 なられることでしょう」

そう言ってにこやかに微笑んだのだった。


マチアス先生は新米ながらも、生徒からも先生からも信頼が厚い。

かく言う俺も、心の中では凄く尊敬していた。
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