俺様天使と小悪魔ちゃん
どうしてかを理解したのはだいぶ後のことなんじゃないかと思う。
まず、さっきまで私を見つめていたはずのイサヤの瞳が、どうしてか今は閉じられて目の前にあることに気づいた。
さっきまでの近さとは違って、本当に目の前にある。
それから、自分の唇に温かくて柔らかなものが触れていて、それがイサヤの唇だってことがわかって……。
「んっ、イ、イサヤっ……!」
慌ててイサヤの胸を両手で押して離れようとするけど、イサヤの体はびくともしない。