Favorite voice
-楓side-
お目当ての物も買えたし
女神を呼びにいくか、
あいつのむすくれた顔は
不覚にも可愛いと思ってしまう
俺はもう重症やな
ため息を1つ吐いて
女神の待つベンチへと向かった
女神は退屈そうに
ベンチに座って浮いてる足を上下に
バタバタさせていた
……ガキか…
女神はこちらに気づいたようで
足をピタッと止めて
満面の笑みで俺を手招いている
あー、くっそ
あんな見た目ギャルみたいな奴の
どこがええんやろ
中身もクソやし
カスやし……
どこが好きなんやろな
そんな事を頭の隅で思っていた
だがそんなちっぽけな悩みは
すぐに消える事となった