君想い【完】
僕もズボンを腰で履いてても、
上履きを踏んづけて歩いても、何も言われない。
姉貴の数々の成し遂げてきた所業を知るのがすごく怖い。
この4ヶ月で変わったことがある。僕にはすごく仲の良い友達が出来た。
トシが愛称で隣の小学校出身。
気さくでちょっとふざけた奴。
自転車通学のトシがいつも後ろに僕を乗っけて帰ってくれる。
3回警察と追いかけっこをした。
家の並ぶ住宅街の小道を抜け、商店街を一直線に猛ダッシュ。
八百屋のキャベツの入った箱をひっくり返してその場を逃げた。
さすがに後ろに僕を乗っけて走ったトシは、疲れて僕と交代した。
そんなトシとすごす毎日はすごく楽しい。