叔母さんとみかん畑【完】
俺はショックすぎていけなかった。


でも、夢の中で毎晩叔母さんが『大丈夫。叔母さん空の上からみてるから。陸君、小春を守ってちょうだい』と言ってくれた。


小春に会いたい。


幼い俺にそんな気持ちが芽生えた。


恋なのか、友情でなのか、わけが分からなかった。


家を出て、みかん畑に行くと、数日しかたって居ないのに小春が大人びたような気がした。

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