小さなルルナくん。
「ごめん…」
実紗の口からこぼれた一言。
ごめん?
それって…信じないってこと?
実紗………私たち…
ずっと仲良くしてきたじゃない。
なのに…信じてくれないの?
どうして………
「柚以外の女は、所詮我が儘で嫉妬深いだけなんだな」
ルルは柚の腕をつかんで口角を上げた。
「…どういうことよ、瑠々那くん」
「そうやって、ただ柚を責めるのか?柚から誘った証拠もないのによく言えるもんだな。ただの我が儘で嫉妬してるだけだ」
ルル……?
私をかばって……。
「ルル、もういいから!」
そう言って止めてもルルは話し続けた。