小さなルルナくん。
えっと、どこで寝させよう。
1人で寝させるのは…心配だよね。
柚香はルルを抱き上げ、
自分の部屋に連れていった。
…子供って、こんなに軽いんだ。
あたしも子供の頃は、よくパパに
抱っこしてもらってたっけ。
今じゃあ出来ないけどね。
柚香が愛用しているベッドにそっと降ろし、
布団をかけてあげた。
「ちょっと待っててね。すぐに薬探してくるから」
そう言ってルルから離れようとすると、
何か温かいものが腕に伝わった。