やきもちmaster♡天然maid
「僕に考えがあるんだけど……言っていいかな?」
お父さんが小さく手を上げて言った。
「どうするの??」
「…………レムくんが、実瑠來の専属執事なんてどうかな!?そうしたら実瑠來の側にいつつも、梛咲くんと実瑠來も一緒にいれるだろ?」
「レムが執事……?僕にはできないとお……「なる!!!実瑠來とずっと一緒にいていいんでしょ!?」
すっかり泣き止んで、わたしにひっつくレム。
「ふふっ…へへ実瑠來の執事かぁ。俺がなんでもしてあげるからね、実瑠來。」
「ちょっ!お前、俺より実瑠來に近づくなって言ってんだろ!?」
「ねぇ実瑠來?俺、これからずっと実瑠來の側から離れないからね?」
レムと梛咲に挟まれて、なにもできないわたし。
「……なんかすっかりレムは甘えん坊さんになっちゃったわね。」