雪恋ふ花 -Snow Drop-

春人が鞄からおにぎりを取り出す。

「もしかして、手づくり?」

「そうだよ」

「わぁ」

珠はおいしそうに、おにぎりにかぶりついた。


「見て、すっかり雪国だ」

「ほんと、きれい」

朝日に輝く車窓を眺めながら、二人の心は高揚感にあふれていた。

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