いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
鈍い音を立てて本棚と姫織は倒れた。


オレは目を疑ってその場から少しの間動けなくなった。


「……。みお、り。姫桜!!」


まずは本棚を退かさないと。


オレは一人じゃ持ち上げる事が出来ないと分かると生徒会室にいき亮佑を呼んだ。


「亮佑!姫織が、姫織が!」


オレの動揺さで何かに気づいた亮佑は真剣な顔になった。


「太陽!?落ち着け。
顔真っ青だぞ!どうした?
姫織ちゃんに何かあったのか??」

オレは何も答えれなかった。

ただ頷くだけしか出来なかった。


「落ち着けって!!
姫織ちゃんはどこにいるんだよ!?」


オレはだまって亮佑と生徒会委員を走って資料室に連れていった。


亮佑は姫織を見て一瞬ビックリしていたが、すぐ冷静になり


「まずは本棚をあげるぞ。生徒会の女の子達は危ないからこの部屋からでて。
生徒会男達はこの本棚をあげるのを手伝ってくれ。」


男子は動揺しながらも本棚に手をかけてくれた。


「太陽!!お前も本棚持て!
じゃあ上げるぞ。
せーの!」
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