いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
[Side 太陽]
「結構仕事進んだな。皆、一度休憩いれようぜ。」


先輩が力仕事係の全員に言った。


「なぁ太陽!!
生徒会室行こうぜ。
お前も姫織ちゃんに会いたいだろ。」


あいたいけど、こいつに言ったら馬鹿にされそうだから…。


「…別に。」


「ぷっ!体は正直だな。
足が生徒会室に向かってるぜ。」


「ばっ、バカうるせえよ!
トッ、トイレに行くんだよ!!」


「…。
太陽…今トイレ通り過ぎたじゃん
嘘下手だな。
まっ!そういうところも可愛いぜ。」


こんにゃろぉー!!!


ガラッ!


「あーりーさちゃん♪
今一度休憩入ったから遊びに来ちゃった♪」

亮佑はドアをあけた瞬間会長に飛びついた。


亮佑は生徒会長がお目当てだったのかよ。


それにしても…あいついねぇな。


「三島副会長。姫織は?」


副会長は時計をみて


「さっき仕事を頼んでからまだ帰って来てないわね。多分資料室にいると思うけれど。大丈夫かしら?」


嫌な予感がする。


オレは気づいたら廊下を走っていた。


資料室についた瞬間


ガンッ!!


と音がして急いで中を覗くと、
姫織に目掛けて本棚が倒れようとしていた


「姫織!!!危ない!」
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