いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
太陽の目は真っ赤ではれていた。


こいつ俺がくるまでの間泣いてたんだな…。


「お前は俺にとってヒーローみたいなやつだ。

太陽覚えてるか?

俺が高1の時さ、他校のやつを殴って骨折させたって噂が流れた時の事。

昔は今よりもっとヤンチャしてたから、誰も俺の話を聞いてくれなくて退学まで追い込まれた。

そしたらお前が校長室に噂を流した犯人を連れて来てくれたんだ。

お前のおかげで今の俺がいるようなもんだ。

お前は俺のヒーローだ。」


そうだ、こいつがいたから俺がいる。


守ってもらったお返しはしないとな。


次は俺がお前の力になる。

「なぁ…亮佑。

俺がヒーローだったら弱っちいから一人じゃ戦えない…。

だから…俺と一緒に戦ってくれるか?」


意外な返答だな。


でも…


「当たり前だろ。

そんな当たり前な事聞くなよ!バーカ!

いつでも一緒に戦ってやるよ。
俺はお前の相棒だ」


やばっ!


今気づいたけど俺さっきから言ってる事かっこよくね?


全国の女の子達に聞いててもらいたかったぁ!


なんてね♪


俺は太陽だから言ったんだ。


太陽じゃなきゃ言ってない。
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