いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
「そろそろ病院出よっか?」

「うん。そうだね。着替えるからカーテンの外にいてくれる?」


「////あっ!すぐ出る」


言われた通り外にでた。
姫織ちゃんは5分くらいでピンクのワンピースに着替えて出てきた。


かわいい……。妖精さんだ…。


でもなんでワンピースなんだろう?




「姫織ちゃん。制服は?」


「制服探したけど無かったの。そのかわりにこの服が置いてあったんだ。」


太陽だな。


あいつ目、覚めた後一回帰ったのか。


ほんっとあいつ姫織ちゃんの事好きだよな。


他の女だったら目覚めるまでは付き添うかもしれないがここまでしないだろうな。


誰が持ってきたのか姫織ちゃんは気づいてるのかな?


姫織ちゃんを見ると、また泣きそうな顔をしていた。

気付いてるんだ…。


「姫織ちゃん大丈夫?」


「えっ!あっ大丈夫だよぉ!なんで?エヘヘ」
また無理して笑ってる。


必死に涙が零れないように笑っていた。


「…。
姫織ちゃん。いつもそうやって人の前だと耐えてきたんだね。よく頑張ったね。」


姫織ちゃんを抱きしめて耳元で囁いた。
< 26 / 101 >

この作品をシェア

pagetop