いたずら太陽。〜世界で1つの光〜

姫織の救世主。

「ふっ!うっ、ひっく!うっうっ」


やっぱ思った通り。


太陽連れて来なくて正解だったか。


俺は抱きしめたまま姫織ちゃんの頭をなでた。


太陽にはいろいろ言えたけど。


姫織ちゃんに俺は何を言えば良い?


「亮佑くん…。」


しばらくしてから姫織ちゃんは口を開いた。


「何?」


「私たぶん嫌われたよ。
告白したら太陽どんな顔したと思う…?
すごく傷ついた顔してたんだ…。もうあんな顔みたくない…!」


姫織ちゃんは小さな声で、でも力強く話した。


「そっか。」


「うん…。それでね…。」


少しずつ話してくれた。


「姫織ちゃん。もう落ち着いてきたね。」


俺はゆっくり姫織ちゃんを胸から離した。


「亮佑君。ありがとう。亮佑君って意外と優しいんだね」


「意外なんだ。なんかひどくね!?
まぁ俺は太陽と女の子には優しくするって決めてるからな★」
軽くウィンクした。
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