いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
冬月ありさは会長さん
学校の門まで着くとすごい勢いで女の人が走って来た。


「姫織ちゃーん!!と太陽くーん!」


「「冬月会長!!!」」


「よかった。忘れてるかとおもった。」


はい。
思いっきり忘れてました。とは、いえず


「あはははっ…忘れるわけないじゃないですかぁ!」

すいません。
嘘です。


私が心の中で何度も謝っていると、太陽が私の耳に近寄り小さな声で


「姫織、嘘下手過ぎ。」
と、呟いてから


「会長遅くなってすんません。俺のせいなんすよ。俺が今日行く事忘れてて、爆睡してて…。ほんとすんません。」


と、太陽は深く頭を下げた。


会長はびっくりした顔をしてから


「太陽くん頭あげてよ。
来てくれただけで助かるし謝るのはこっちのほうよ。せっかくの休みなのに来てもらっちゃったんだから。
こちらこそごめんね。」


と、会長は言い、ふふっと微笑んだ。


やっぱり冬月ありさ会長は、綺麗だな。


3年生で優しくてお姉ちゃんみたいな存在。
なんだけど…。


今年から学校イベントが2ヶ月に1回から1ヶ月に2回になったのは、この人のせいだ。


生徒からすれば嬉しいかもしれないが、係になった人からすれば…。

はぁ…。
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