いたずら太陽。〜世界で1つの光〜


[姫織Side]


太陽に手を引かれたまま私は走っている。


太陽の周りに女の子達がいるのは嫌だった。


だからいつも皆に「彼女がいる」って言ってほしかった。


言ってくれるんだ。


でもどこ行くんだろ?


いきなり太陽が止まった。

「イタッ!
いきなり止まらないでよ!
ぶつかったじゃん。」


「……。
姫織、ここで待ってて。
すぐ戻る。」


あっ。私の話無視された。


まぁいいや…。


太陽は私の手を離し、ある部屋に入っていった。
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