傷ついてもいい
斎藤
五月晴れの空が気持ち良い。

佳奈は、駅前のスーパーまで散歩がてら歩いて行くことにした。

さて、何を作るかな。

お酒のアテになるものでも作ったら、直己も食べてくれるだろうか。

頭の中でシュミレーションしてみる。

そういえば、直己と呑んだことは無いな、と佳奈は思った。

だいたい私はあんまり飲めないし、お酒の買い置きがないもんな。

スーパーのお酒売り場で、色々と変わったお酒を物色していると「花村さん」と声を掛けられた。
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