幸せになる方法〜「ずっとそばにいたのに.....」スピンオフ〜
緊張しながら、はるとの手を取り、目を合わせて話しかけてみた。

意味が伝わるかどうかは、わからないけど。



「はると、お兄ちゃんはママのお友達なんだ。だから、はるとも仲良くしてくれる?」

「.......。」

「はると、眠いんでしょ?じゃあ、お兄ちゃんがおんぶしてあげるから、お家に帰ろうよ。」

「.....おんぶ?」

「そう。」



背中を見せ、はるとに向け、恐る恐る手を広げてみる。

どうだ? 来るかな?

ドキドキしながら、待っていると、温かい感触がして、小さな手のひらが俺の肩を掴んだ。

やった!! 嬉しい。わかってくれたか?

お尻の下を抱えて立ち上がると、すっげー軽い。

二歳って、こんなにちっちゃいんだ.......



「ちょっと、温人、ダメ!! 横森君もそんなの悪いよ。」

「いいよ。だって、すぐ近くなんでしょ?」

「そうだけど、休憩なくなっちゃうよ。」

「大丈夫。はるともそうしたいみたいだし。」

「でも.....。」
< 130 / 147 >

この作品をシェア

pagetop