かわいい年下くん
「…っ!!!?」
その意味がわかった瞬間、覚醒した。
勢いよく体を起こす。
「き、きききキスって春くん!」
どんだけ噛んでんだって話だけど、今回は仕方ないと思う。
「…キス、嫌でしたか?」
「…、」
隣から視線は感じるものの、恥ずかしくて春くんを見ることができない。
「あ…いやーえっと、その」
なんて言えばいいのかわからず、どもるわたし。
だんだんと顔に熱が集まってくるのが、自分でもわかった。
すると。
「…ぅ、わ…!」
いきなり隣から手が伸びてきて。
グッと体が浮いたと思ったときには、もうすでに春くんの腕の中にいた。
