大好きな君へ
「佳奈美ちゃん」


急に真剣な顔をして私の名前を呼ぶ山田くん。


「ん?」


「好き。」


「え?」


これは、幻聴?


好き?


あー、夕日がかな?


「佳奈美ちゃんが好きだよ。」


え?


「俺の彼女になってくれませんか?」


私が言いたかった言葉。


先に言われちゃった。


でも、すごく嬉しい。
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