大好きな君へ
「うわー!美味しそう!」


祐希が佳奈美ちゃんのお弁当をみて言う。


確かに美味そうだ。



「やま、毎日作って貰えば?」


怪しい笑みでそういう祐希。


「え、いや…」


「佳奈美作ってあげなよ!」

佳奈美ちゃんの友達もそういう。


「私はいいけど……」


と言ってこっちをみる佳奈美ちゃん。


「え、まじで?」


俺は思わず声を上げてしまった。


「うん」

佳奈美ちゃんは笑顔でそう言った。
< 72 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop