あの人は俺たちの兄だった。



「さて、二人とも何がみたい?」



臣さんがマップを見ながらそう言った



「ジンベエザメ!あとイルカとエイ見たい」

「オレはアシカとペンギンかなぁ」

「んじゃ、そこらへんの見ながらその五か所行こうか。
 イルカとアシカは後からパフォーマンスあるみたいだからその時間に行こう」



計画的にそう言った臣さんに俺たちはうなずいて近くの魚から見て行った

水族館は好きだ

青の広がる世界

魚がいなくてもきれいだけど魚がそこに存在するだけでまたいっそう雰囲気が出てきれいだと感じる


「あっ、みてみて梓兄!あそこにでかい鮫いる!!」

「おぉ、ホントだ!カッコイイな」

「うん!あの鋭い歯とかすごい」


< 21 / 73 >

この作品をシェア

pagetop