あの人は俺たちの兄だった。


二人ではしゃいでいると肩をとんとんとつつかれた



「臣さんどうかした?」



そう聞けば臣さんはある場所を指さした

そちらを見れば大きな鮫・・・


ジンベエザメがいた



「葎のみたいって言ってたジンベエザメだよ。」



その瞬間葎の顔はぱぁっと明るくなった



「うわぁー、すごいねジンベエザメ!」

「葎はなんでそんなにジンベエザメ好きなんだ?」



あまりにも葎がジンベエザメが好きそうに見えたらしい臣さんはそう聞いた

俺もかつてその理由を聞いたときにはびっくりしたんだよなぁ



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