【ミドリガメ日記】みーちゃんと私

ト、ト、ト、ト、ト。体重を感じさせない微かな足音。

まさか――。

「ニャー!」

何でこんな予感ばかり当たるんだろう?

洗面器を覗く大きな影。キラリと鋭い視線を向ける凶悪なブルーの瞳。




それは、カラスに次ぐ私たちの天敵。猫だった。


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