【ミドリガメ日記】みーちゃんと私

何故か視線が外せずに、一人と一匹、じぃっと見つめ合う。


「みーちゃん、この子がいい!」


満面の笑みを浮かべ、その子が私を指差したから、もう大変。


えっ? ええええっ~~~~!? 


何で? 何で!? 


私、もうパニック寸前。思わず、びろーんって伸ばしてた手足、おまけに顔半分、甲羅の中に引っ込めちゃったわよ!


ぱりぱりに乾いてるもんだから、皮膚と皮膚が引っ張られて痛いこと! 

< 6 / 106 >

この作品をシェア

pagetop