禁断の恋~先生×生徒~
「静かにしろ」
「はーい」


「出席をとる。呼ばれたら返事しろ」
「赤井、井上……」


「里田」
「はい」
「佐山」
「はい」

「鈴木、田中…」




結衣は襷先生をじっと見ていた。





「体育館に移動。」





番号順に並ぶと先生に届きそうで届かない位置になる。




ねぇ、先生。



私と先生の距離は
まるで今のこの距離みたいだよ。




私は先生と生徒として先生に届くことはできるけれど

恋人として先生に届くことはできない
のだから――
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