禁断の恋~先生×生徒~
「誰も知らないけどな。他の先生にも言ってないし」
「なんでですか?」
「異動させられるかもしれないから」




襷先生は何十倍という倍率をくぐり抜けて、教師という職業についていた。だからこそ、教師としてのタブーは何一つ犯すつもりはないのだ。







そこから何がわかるか。

そう、つまり……



襷先生が生徒を好きになることはない。




はじめからわかっていたこと。
でも、ずっと目をそむけていた。


少しでも可能性があるんじゃないか


って。



思っていた。



















そう思わなきゃ、こんなに好きでいるなんて無理だから。
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