如月 蜜さんのレビュー一覧

★★★★★
2008/10/01 06:51
『大人の優しさ』

辛い時に 『辛いなら言って?』 そう言われても 何も、話せない時がある。 何も、話したくない時がある。 まだまだ、自分の中で整理がつかなくて 訳が解らないから辛いのに 今欲しいのは その『優しさ』じゃない。 つつかず、騒がず ただココロを込めて 相手の為に祈る そんな『優しさ』こそ 必要な時があるのです。 でも、時に 正面から泣きたい時は 腕を掴んで引き寄せて 甘えさせて下さい。 そんな言葉が浮かんでくる 素敵なポエムの世界です。

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★★★★★
2008/09/07 00:07
『ココロの整理』

大切な人を傷つけてしまう事がある。無意識に。時には、意識的に。 誰にでも優しくなりたいし、すきな人には一番に優しくなりたい。なのに、私の心は気まぐれで、私の心は我儘で、ばかみたいにちっぽけな、けれどなかなか捨てる事が出来ないプライドを守る為に、優しくするのとは、反対の事をしてしまったりもする。この作品は非常にデリケートな問題を扱っている。けれど過剰な演出がされておらず、少なからず似たような経験がある人でも嫌悪感を持つ事なく、読み進められると思う。現代人は多かれ少なかれ、心の闇を抱えて生きている。それが表に出ても、出て、いなくても。 『DIA-ダイヤ-』は、作者サンタロウさんから読者へのエールだと思った。サンタロウさんの作品は、いつも優しくて、最後にほんの少しの、勇気をくれる。力一杯でなく、ほんの少しだから、心地よい。

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★★★★★
2008/09/06 14:14
『誰かの為のコトバ』

誰かの為に綴られたコトバは 時に心地よく 時に恥かしく 時にむず痒い あまりにも想いが強すぎると 単なる日記や ラブレターになってしまう事がある。 瀬里菜さんの詩は 読み手に圧迫感をあたえない。 そよ風のように気持ちが良い。 やさしいコトバで やさしいリズムで やさしいキモチで 文字を、綴っているからだろうか。 個人的に『未来』をテーマにした作品が、一番すきだと思った。 この作品をいつか贈られる『そのひと』は どんなに、幸せなことだろう。

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★★★★
2008/09/04 07:20
『これからはじまる』

悲しみを包み込むように 悲しみを洗い流すかのように 雨が降る。 静かな語り口調でありながら、心の奥に燃える熱さも感じられる作品です。 これからはじまる物語のプロローグ的な作品だそうです。 短編として、こちらから、どうぞ。

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★★★★★
2008/09/04 04:31
『ときめきました』

『顔立ちは、まだ少年っぽいのに、手は男っぽくて。』 この成長段階にいるオトコノコに弱い女性は多いのではないでしょうか? ものすごいべた甘の展開でなく もしかしたら 『明日の私に訪れるかもしれない』 物語。 ラストが大袈裟でなく、そこがまた良い感じなのです。 私も今日の仕事帰りは 『眠らぬ場所』 に、寄ってみます。 毎日忙しく仕事をしている女性に、特に、オススメします。

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★★★★★
2008/09/04 01:58
『Under the ROSE』

この作品にレビューを書くのは難しい。 短編の良さをいかし、キーアイテムを上手く使って作品が綴られている。 だからこそ、下手な事を書くとネタバレをしてしまう恐れがある。 でも、レビューは書きたい。 たくさんの方に、読んでもらいたいと思う。 ダークファンタジーと紹介するより 愛ある作品と伝えたい。 『Under the ROSE』 その言葉の意味を知る時 'トクリ'と 切ない痛みが、胸に刺さる------

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★★★★★
2008/09/02 07:42
『知りたがりのオンナ』

この作品を読んで、わたしのアタマの中に『知りたがりのオンナ』という言葉が浮かんだ。 それは、作者である真理子さんだけでなく、私自身のことでもあるのだけれど。 そう、私も探している。 『永遠の愛』とか『究極の愛』とか『無心の愛』とかいうものを。 あるなら見せてほしいと思う。 自分はどうだと言われても、自分自身でまだその答えを見つけられないから知りたいのだ。 前作同様、真理子さんの作品には恐ろしい吸引力がある。 きっと、アタマの良い方に違いない。 ますます彼女と、彼女の作品に夢中になってしまった。 ある意味、危険かもしれない。

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★★★★★
2008/08/08 02:48
『一気読み』

一気読みです。 ダークな内容ですらサラリと読ませる筆力が魅力です。 久し振りに作品を読んで作家さんを『知りたくなる』感覚を味わいました。 これから作品を追いかけようと思います。

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★★★★
2008/08/08 01:28
『冒頭の魅力』

恋愛ジャンルに初のチャレンジと言うことで 随所にミチさんの『恋愛書くぞ!』の、気合いを感じます。 今迄のキャラクターにはない微かな色気もあり 書きながら苦労したのではないかしら、なんて思いながら、楽しく読ませていただきました。 恋愛オンリーと言うよりもラブコメな雰囲気でしょうか。その雰囲気こそが、ミチさんの作風の魅力だと思っているのですが。 ラストをどうとらえるかは、アナタ次第です。 特殊な設定から読者を物語に引き込む冒頭の上手さはさすがですよ。

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★★★★★
2008/08/07 22:06
『リアルな結婚生活』

旦那様は私の理想です。 カッコイイし優しいし、私の事毎日アイシテルって言って抱きしめてくれます! なんて 思ってる新婚のアナタ。 後、数ヶ月したら この作品を読んでウンウンと頷くようになるかもネ。 此処だけの話 私も何ヶ所か、頷いた。 既婚者の方に、特にオススメ。

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★★★★★
2008/08/07 02:20
『大丈夫、まだ上がいる』

先週の私はついていなかった。 お財布なくしそうになるし、見つかったそばからセルフのガソリンスタンドでお釣り忘れるし←仕事が押していたので普段なら有り得ないミスをした。勿論お金は次の客の財布に入った。 仕事が終わってスーパーに駆け込めば残り一パックの高級卵←たまの贅沢。は、ガタイの良いオバサンに先こされるし←突き飛ばされた。 で、足首捻るし。 メンタルブロウで更新進まないし。 何故私ばかりが不幸なの? なんて そんな風にイイ感じに浸れる程に。 ……が、 イヤイヤ、上には上が居た。 インパラ男、バンザイ! 最近不幸なアナタ、読むとイイよ☆ まだまだ、イケる。大丈夫! きっと明日に自信が持てるから。 でね? 一緒にインパラくんを応援しよう!

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★★★★★
2008/08/06 21:50
『すきのキモチ』

何気ない仕草、描写がとても素敵な作品です。 切ない恋に、はじめて胸をツキリと痛ませる、可愛い女性。 それは人間も、そちら側の者も変わらないのだ。 『食べないであげてもいいよ』 なんて素敵な告白だろう。 私もあいする彼の枕元で、囁いてみたい。

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★★★★★
2008/07/23 02:18
『その旋律を聴く者は』

その『音』から何を感じる事になるのだろう 恐怖? 怒り? 苦しみ? それとも 悲しみ・・・? 単なるホラーものとして読むのは勿体ないですね。 ホラーが苦手な方にも、ぜひ読んでいただきたい。 上質な短篇小説です。 今宵アナタの耳に響く旋律は・・・ アナタに何を伝えようとしているのだろうか-----

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★★★★
2008/07/22 23:17
『困るわ・・・』

1人の時でなきゃ 読めないわ・・・ だってドキドキするし。 ねぇ・・・? そんな感じで、ぜひどうぞ☆ ガツガツしちゃ、ダメですよ。 広いココロでお読み下さいませ。 『クスッ』と、したいアナタに、おすすめ。

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★★★★★
2008/07/21 21:37
『そうとうイイです』

舞華さんは恋愛小説の達人でもいらっしゃるけれど、この手の作品も素晴らしい。 犬の特長・・・その通り 猫の特長・・・まさしく いとしい子たとの素敵な三角関係。 男女のドリカム状態? 深読みかな? 彼女の顔に、笑顔が戻るのは、いつの事なのか 気になるラストもすきなのです。

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★★★★★
2008/07/21 18:12
『満足度』

少女漫画一冊 ライトノベル一冊 買ったつもりで、ぜひ読んでみて下さい。 無料でその分の満足度をお約束します。 多くは語りませんが、ドキドキしたい方に、自信をもっておすすめします。 『読んで良かった』 言わせてみせます。 本当ですよ☆

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★★★★★
2008/07/21 11:52
『ちょっと哲学の香り』

某トピでおみかけして 短篇でしたのでサラッと読ませていただこうかな なんて思っていたのですが ちょっと考えさせられてしまいました。 難しい内容を、簡単にわかりやすく 少しシニカルな目線が素敵なのです。 マイケルに惚れました。 マイケルに・・・

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★★★★★
2008/07/21 11:22
『ズキン。』

恋が始まる瞬間の、あの感覚。 何も気にせずに始まれる年齢じゃなかったりすると 『ええ?まてまてまて、まさか、そんな、ねぇ?』 と、自分で自分につっこみを入れてみたりして 冒頭の少しピリっとくるシーンからの、恋に気付きはじめる主人公の心情の変化がとてもすきです。 『わかる、わかる』 そう思う社会人女子、多い筈ですよ。 素敵な短篇です。

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★★★★★
2008/07/18 00:51
『おもしろい』

ホラーで面白いって、最高ではないかしら。 『おかしい』ではなく『おもしろい』 作品の質が、高いのです。 さすが野いちごさんのオススメ小説。 ぜひ読んで下さい。

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★★★★★
2008/07/18 00:26
『短篇の難しさ』

短篇の難しさを ひょい、と、越えてくれる、作家さんです。 5ページで何が書ける? 何が伝わる? と、思ったアナタ。 今すぐ、どうぞ。 そこで目にするのは 作家・桐谷 ルイの『美学』

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