――クリスマスになると思い出す。彼との距離が縮まったのも、離れ離れになったのもクリスマスだった。 榛名には忘れられない人がいる。それは静岡で大学生だった頃、仲が良かった興津伊吹。 彼は苦学生で貧乏バイト生活を送っていた。 だが大学４年のクリスマス、伊吹は家の事情で東京に行き、それっきりとなった。 ５年後、商談で向かったホテルロイヤルヴィリジアンで再会したのは、副社長となり、現在は若宮伊吹と名乗る彼だった。 そこで伊吹から提案されたのは、突然のプロポーズで…… ５年前の２人の出会いから別離、伊吹の真意、そして２人の結婚生活の行きつく先とは―― 由比 榛名　Yui Haruna 27歳 旅行会社Ｅ＆Ｅトラベル 法人第１営業部ホテル部門サブチーフ 静岡市にある国立大学で伊吹と出会った。 × 若宮（興津） 伊吹　Wakamiya（Okitsu） Ibuki 27歳 ホテルロイヤルヴィリジアンの若き副社長、後に社長に就任 ◆タイトルと表紙を変更しました。 ◆後半は駆け足で一気にまとめに入ってしまったため、拙くてすみません。 -:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ ◇本作品の無断使用・無断転載を固くお断りします。 ◇この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。作中のビジネスも現実とは異なります。 ◇本作品はベリーズカフェ様のみの掲載です。 ◇表紙は「Canva」様で作成しました。

小糸理世はカフェ運営会社の経理部で働く24歳。子供の頃から虚弱体質で、成長と共に健康になってはいたが、現在も体力はあまりない。 学生時代は通学がやっとで、深く付き合える友人がいないことがコンプレックス。中途採用で入社した現在の会社でも周囲に馴染めていないことに悩んでいた。 ある日社内で告知された「バリスタ資格取得のスクール生募集」に心惹かれるが、自分には関係ないことだと本心に気づかぬふりをする。 そんな理世は会社帰り、オープンしたばかりの和食カフェで、新進気鋭の陶芸作家である阿澄颯斗と出会う。 颯斗は理世の悩みを温かく包み込むように聞いてくれた。 「この店が、俺が、君の居場所になれたら嬉しい」と言ってくれた彼には幼馴染で忘れられない恋人がいた。 彼の元恋人が帰国し、カフェで幼馴染同士の親しげな雰囲気に圧倒された理世は、颯斗への恋を諦め、彼の前から姿を消す。 彼との出会い、そして１歩を踏み出してバリスタ資格取得のスクール通いを始めたことで理世の運命が変わり始める。 そしてある時、仕事で颯斗と再会して―― 小糸 理世（こいと りせ）24歳 株式会社明日花（あすはな）コーヒー　経理部所属 引っ込み思案で大人しいが、内に強さを秘めている。恋をしたのは颯斗が初めて。 × 阿澄 颯斗（あすみ はやと）29歳 新進気鋭の陶芸作家。作家名は「颯糸」（はやと） 和洋食器メーカー「ＡＳＵＭＩ株式会社」の現社長。幼馴染の万里が経営する和食カフェに自作品を提供している。もう１人の幼馴染は元恋人。 本作には拙作『香り、溶けて、愛になる』の登場人物が出てきますがネタバレはありません。 また『香り〜』は未読でも全然大丈夫です。 -:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ 2025.08.11 start〜 ◇本作品の無断使用・無断転載を固くお断りします。 ◇この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。作中のビジネスも現実とは異なります。 ◇本作品はエブリスタ様にも掲載していますが、ベリーズカフェ様向きに一部編集しております。 ◇表紙は「Canva」様で作成しました。

ファン登録限定作品 『香り、溶けて、愛になる』と同じ世界観、もう１つのラブストーリー （『香り〜』未読でも問題なくお読み頂けます） 白瀬莉帆（しらせ りほ）25歳 『株式会社Kuon Coffee』カフェ運営部所属 内気だけど芯が強く、地道に前向きに進むタイプ。 絢斗とは付き合って１年になる。 × 三澄絢斗（みすみ けんと）27歳 『桜場珈琲株式会社』商品開発部所属 性格は少々ぶっきらぼうでクールだが、好きな相手と仕事には熱意を注ぐタイプ。 白瀬莉帆は『Kuon Coffee』のカフェ運営部に勤務する25歳。ライバル企業の社員であり、２歳年上の三澄絢斗とは付き合って１年になる。 幸せそうな２人だが、莉帆の心は不安でいっぱいだった。 ２人が出会った頃、絢斗は大学時代から付き合っていた別れた元彼女を引きずっていた。 少しして再会した２人は、絢斗からの告白で付き合い始める。けれど、時々垣間見える元カノとの日々。傷ついた莉帆は別れを選ぶが、絢斗がその手を離さなかった。 それから絢斗は元彼女のことを一切出さなくなったが、莉帆は心の奥でずっと不安を抱えていた。 そして、ついに元カノが絢斗に接近する。 莉帆は別れを告げて立ち去ろうとした。 だが、絢斗は…… -:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ 本作は『香り、溶けて、愛になる』と世界観は同じですが、まったく別のストーリーになります。時系列的には『香り〜』の開始と同じ頃です。 『香り〜』の登場人物は出てきません。存在を仄めかす程度です。ネタバレもありません。未読でも大丈夫です！ 2025.07.28〜08.03 -:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ ◇この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。作中のビジネスも現実とは異なります。 ◇本作品の無断使用・無断転載を固くお断りします。

「俺は灯里と別れたつもりはないから」あの日から、彼の胸にはずっとこの恋が消えずに灯り続けていた…… 高原 灯里（たかはら あかり）27歳 照明器具メーカー「TAKAMAテック」インテリアデザイン部所属。 穏やかで思いやりがあり、きちんとした性格。自分は地味だと思っているが、綺麗なのに気取らない人柄は社内でも信頼されて好かれている。 × 清里 涼平（きよさと りょうへい）27歳 「TAKAMAテック」情報システム室→技術開発部所属。 クールで爽やかな性格。仕事は迅速で丁寧、そして正確。社内でも分け隔てない人付き合いをする一本筋が通ったタイプ。 高原灯里は照明器具メーカーに勤務する27歳。 インテリアデザイン部のサブチーフとして、仕事に勤しむ日々を送っていた。 だけど、最近になって技術開発部に異動になった同期の清里涼平がやたらと構ってくる。 涼平は灯里の同期で……実は１年前に別れた元カレだった。 新入社員の時、２人は気が合う仲の良い同期だった。 でも涼平には憧れの先輩がいた。 涼平がその先輩・聖良に振られたことをキッカケに２人は付き合い始める。 恋人になった灯里と涼平のお付き合いは順調だった。しかし３年目のある日、会社の資料室で泣いている聖良を涼平が抱き止めているのを目撃してしまう。 恋人に傷つけられた聖良が泣きついてきたのを突き放せなかっただけ……浮気ではない、誤解だとわかってはいたけれど、許せなかった灯里は別れを選んだ。 だけど、涼平は…… 「俺は灯里と別れたつもりはないよ」 終わった恋を忘れて仕事に生きようとする灯里の心を揺さぶってくる。 「私のことは、聖良先輩に見合うまで恋愛の練習相手だったんじゃないの？」 「真面目な灯里と付き合うってことは、結婚を踏まえた交際になると決心することだ。俺は最初からずっと本気だよ」 彼は灯里への過去と現在の愛情を伝えて、２人の恋を取り戻そうとしている── 2025.07.05 start〜07.18 ◇本作品の無断使用・無断転載を固くお断りします。 ◇この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。作中のビジネスも現実とは異なります。 ◇本作品はベリーズカフェ様とエブリスタ様に掲載しています。 ◇表紙は「Canva」様で作成しました。

お互いに初恋の人と運命の人は違った……上司はかつて診てくれた研修歯科医、互いの拗らせた初恋を超えて求婚してくる 若海 夏凛（わかうみ かりん）24歳 歯科医療機器メーカー・株式会社ヒカミデンタル営業部の営業担当 × 氷上 雪夜（ひかみ ゆきや）30歳 株式会社ヒカミデンタル営業部部長 優一郎と同じ歯科大学の同期。かつて歯科研修医として夏凛に出会うが…… -:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ ◇2025.05〜start ◇本作品の無断使用・無断転載を固くお断りします。 ◇この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。作中のビジネスも現実とは異なります。 ◇本作品は他サイト様でも連載中ですが、ベリーズカフェ様向けに編集した内容になります。 ◇表紙は「Canva」様で作成しました。