うさのじゅんさんのレビュー一覧

★★★★★
2010/12/31 01:45
字の持つ無限の広がり

小説を書くということ。 それは、一つ一つの字を組み合わせて単語を作り 単語と単語を組み合わせて文を紡ぎ 文と文を組み合わせて一つの世界を作り出していく、地道な作業。 しかし、その作業で出来上がる作品は 山河を飛び越え空に虹を描いたり 落ち込む誰かを力づけたり 自らの小ささを否応なく思い知らしめたり だから、字には無限の可能性が秘められている。 叶原さんの描く、『観念世界』 非日常を描いているようでいて、なぜか胸の中に既視感がわき起こる不思議な作品 字が紡ぎだす、無限の広がりを感じさせてくれる作品 私はこの広大な字の森の中で この作品にめぐり合えたことを、 本当に嬉しく思います

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★★★★★
2010/12/26 01:21
笑顔、ときどき涙

Nanohaさんちを舞台に繰り広げられる、ドタバタファミリーエッセイ集。 思わず吹き出してしまうオモシロ話の合間に織り交ぜられた、胸がジンと温かくなるエピソード。 読み終わったときに、あなたは気づくはず。 なんでもない一日の中にこそ、宝石のような輝きを放つタカラモノが秘められていることを。 家族と過ごす時間が多くなる年末年始の時期にこそ読んでほしい、珠玉のファミリーエッセイです☆

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★★★★★
2010/11/22 23:13
ご注意!

くれぐれも、人の前ではお読みになりませぬように。 周りから、変な目で見られますゆえ…

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★★★★★
2010/10/30 23:31
チャーリーズエンゼルパイ☆

3人の美女エージェントが、画面狭しと大活躍!の大ヒットシリーズ「チャーリーズエンゼルパイ」の短編集。 今度はあの国家組織に宣戦布告? 3人の運命はいかに! ドキドキ感と笑えるオチは、週末にピッタリです☆

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★★★★★
2010/10/28 23:29
地球最期の日に、読もう

これを読んだらね、もう、怒る気も失せるね。 「仕方ないなぁ、もう」 てな感じで、笑いがこみ上げてくると思う。 地球最期の日を笑顔で過ごしたい人に、オススメです☆

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★★★★★
2010/10/16 23:05
世代を超えた愛の物語

何層にも重なる、様々な世代の愛の話が丁寧に綴られていきます。 大昔から、人は愛し、愛されて。その繰り返しで今私たちが生きている。 時の流れを感じる、深いお話。 秋の夜、ゆっくりお楽しみください♪

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★★★★★
2010/10/14 22:05
抽象画のような短編集

一見訳の分からない、でもじっと見ているうちに何かが伝わってくる。 そんな抽象画を見ているときのような、右脳がピクピクする感覚を味わえました。 文章力も高く、しかも作品ごとにつけられた文体の変化も作品の色に合っていて効果的。 芸術の秋に、お勧めの作品。 文字だけの展覧会に、どうぞおでかけください。

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★★★★★
2010/10/08 00:20
これがリアルな青春、かもしれない。

キラキラ・キャピキャピだけが、青春ではない。 悩み、孤独に怯え、うまく行かない現実に嘆くことすら飽きて、白けて。 それでも、人はやっぱり、一人では生きていけないから。 この広い世界で、泣きながら、傷つきながらも「本当の友」と呼べる人を探し続けるのかもしれません。 孤独の底でもがき苦しむその先で、「私」が得たものを、是非お確かめください。

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★★★★★
2010/10/04 12:26
マイナス×マイナス=プラスだったりする

とことんマイナスなお話。「なんでそーなるんだよ!」みたいな突っ込み所が満載です。 マイナス志向な人にこそ読んでほしい。ネガティブでいることが、バカらしくなってきますよ♪

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★★★★★
2010/10/03 21:29
閉ざされた世界へ

なかなか知ることのできない精神病院の閉鎖病棟の様子を体験できる、貴重な作品です。 ユーモアや切ないエピソードを交えながらも、 偏見を持たれがちな精神疾患患者への作者様の優しい目線が感じられ、暖かい気持ちになりました。 自分の視野を広げられる作品です。 是非ご一読ください。

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★★★★★
2010/08/16 20:48
ファインダーから見えるのは

ファインダーを通して 映し出される、 少女の繊細な心の揺れ、 痛み、成長。 瑞々しい描写に惹きこまれ、気づけば少女の息遣い、呼吸に共振している自分がいました。 良質な作品です。 夏休みの読書感想文指定図書にしたいくらい、オススメです。

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★★★★
2010/08/10 23:39
ネタバレ
こういう人、好きだな

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★★★★★
2010/05/22 00:16
命のリレー

小さな命を必死で守りたいと思う小さな子どもたちがいて。 その気持ちに答えたいと、できる限りのことをしてあげた大人たちがいて。 命が簡単に捨てられてしまう今、皆に読んでほしい作品です。 子供のころの一生懸命な気持ちを思い出して、久しぶりに涙が出てきました。

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★★★★★
2009/10/30 00:04
エリック・サティの再来か?

タイトルもそうですが、 中身もサティを髣髴とさせる、独特の世界観でクセになりそう。 一読するとメチャクチャですが、 「メチャクチャを書いてください」と言われてメチャクチャを書ける人は、実は天才だと思うのです。 ・・・え? エリック・サティを知らない? ジャスコしか知らない? ・・・えー。 そういう方は、まずこれをお読みください。 郊外型ショッピング・センターではありません。

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