中学の頃の私は臆病で人見知りでクラスの男の子からいじめを受けていた 男の子は怖い……大嫌い だから私は絶対に変わる みんなが行かないような高校に行って、高校デビューする！ 髪型だって変えたし、メイクにだって手をつけてみた そして私は初恋とやらに目覚めるのです かっこよくて優しい男の子が隣の席になった こまめに気を使ってくれて優しく話しかけてくれる でも、私が恋したのは………どうしてあなたなんだろう

「ねぇ知ってる？うちの学校のジンクス」 『なにそれ』 「校舎の裏の桜の木の下で告白しようすると、伝えたい気持ちがスラスラ言えるんだって」 『好きな人と結ばれるとかじゃないんだ？』 「違うみたい。伝える勇気が貰えるっていうことらしいよ」 『勇気をくれる桜の木か･･･』 「そのジンクス、私のパパとママの時代からあるみたいだよ」 『え！？もしかしてあんたのパパとママって･･･』 「結ばれたんだよ！桜の木の下で！」

全部、全部 君のための歌 それも今日で終わり 明日には君のこと忘れてあげるわ 過去の約束 　× 再開と別れ 　× 未来への約束 甘いようで苦くて辛くて なんだかじれったい…… 少し強引でわがままでも君が私を見てくれるその日まで ねぇ、聞いてカナウ君 世界で一番愛する君へ