プロフィール

紅 憐
【会員番号】69292
† 純文学はたったひとりの読者の共感がためにあれ。

† エンターテイメントは千万の大衆がためにあれ。

† そして自分のために純文学とエンターテイメントの融合を――がキャッチです。

† まずはグレンと覚えてください。悪趣味なレビューばかり書きます。

† 私にご用なら、作品の読み返しなんていいからカフェ-Gulen-へどうぞ。

†Twitterのほうが私の動向わかります→Gulepedia

作品一覧

たぶんきっとおそらくだけど彼は来ない
紅 憐/著

総文字数/1,477

恋愛(その他)2ページ

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あ そ っ か
-Gulen-
紅 憐/著

総文字数/8,046

絵本・童話25ページ

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小さなカフェテリア -Gulen- -+†+†+†+†+†+†+- 雑談・交流 憩いの場 -+†+†+†+†+†+†+- どんなお店かは お入りになって お確かめくださいませ。 初訪問の方も大歓迎。 -+†+†+†+†+†+†+- Season ↓↓↓ -+†+†+†+†+†+†+- 連絡ボード ↓↓↓ 〝文学喫茶〟について -+†+†+†+†+†+†+-
今宵、桜と月の下で
紅 憐/著

総文字数/3,047

恋愛(その他)8ページ

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彼女は今日も そこにいる もしも一億年前の月があるのなら、君に…… 書き下ろし短編です。 「僕は君のためにピアノを弾く」の雰囲気が好きな人は、こちらも好きかもです。
偏愛ワルツ
紅 憐/著

総文字数/28,796

恋愛(その他)52ページ

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疑うよりも 愛してしまえ 悩むよりも 溺れてしまおう だって そのほうが楽だから そうやって 僕らは踊らされる だれかによって もしくは自分の意思で 静かな恋か 切ない病の 緩やかなワルツに クルクル 狂々 クルクル 苦々 と
よっしゃ、恋愛小説を書こう
紅 憐/著

総文字数/19,359

恋愛(その他)39ページ

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私はケータイ小説家だ。 でも最近、よく行き詰まる。 だって、アイツが協力してくんないから。 ――あいたっ!? ……人のせいにするなって叩かれた。 書き下ろし

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レビュー一覧

★★★★★
2011/02/13 20:53
かけないよ、そんな

君から私が好きな花とお菓子が送られてきた まだ覚えてたんだと感心するものの、お礼なんてしません。だって君がそれを予想しているだろうから。 きっと電話がかかってくるに違いないと思っている彼に電話をしても、おもしろくない。 だから焦らす。かけてやらない。一晩でも二晩でも、いくらでも。彼には有限だけど、私には無限の時間があるのだから。たくさん焦らしてあげるのがいいと思う。 そうして君が、電話がかかってこないことにがっかりするか……もしくは忘れてしまった頃に、電話をかけてあげる。 きっと彼はこう言うんだろう。 「もう2度と掛けてこなくていいからな」 だから私は、待っていたくせにと言ってやるのだ。

君から私が好きな花とお菓子が送られてきた
まだ覚えてたんだと感心するものの、お礼なんてしません。だって君がそれを予想しているだろうから。

きっと電話がかかってくるに違いないと思っている彼に電話をしても、おもしろくない。

だから焦らす。かけてやらない。一晩でも二晩でも、いくらでも。彼には有限だけど、私には無限の時間があるのだから。たくさん焦らしてあげるのがいいと思う。

そうして君が、電話がかかってこないことにがっかりするか……もしくは忘れてしまった頃に、電話をかけてあげる。

きっと彼はこう言うんだろう。

「もう2度と掛けてこなくていいからな」

だから私は、待っていたくせにと言ってやるのだ。

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★★★
2011/02/13 20:45
辛口とは言われたものの

作品そのものはとてもおもしろかった。時空郵便という、時間を超える手紙が、物語にどんな意味を、どんな影響を与えるか、……あるいは否か。未来か過去かを変えるかもしれない一手、いや一通を、読者もわくわくしながら読める。 だからこれは、欠点というよりも要望である。 時空郵便配達人に手紙が届いてもおもしろいと思った。どれかの話と話がクロスしてもいいのではと思った。せっかくの短編集である。そういう遊び心屋仕掛け、設定そのものをさらに利用した意外性を用いれれば、読者はさらに食いつくのではないだろうか。 エンターテイメント性にメッセージ性も持ち合わせている作品。文体はそこまで軽くなく、また堅すぎず読みやすい。 続編を期待する声に、私も加わろう。だから星はまだ、三つにしておく。

作品そのものはとてもおもしろかった。時空郵便という、時間を超える手紙が、物語にどんな意味を、どんな影響を与えるか、……あるいは否か。未来か過去かを変えるかもしれない一手、いや一通を、読者もわくわくしながら読める。

だからこれは、欠点というよりも要望である。

時空郵便配達人に手紙が届いてもおもしろいと思った。どれかの話と話がクロスしてもいいのではと思った。せっかくの短編集である。そういう遊び心屋仕掛け、設定そのものをさらに利用した意外性を用いれれば、読者はさらに食いつくのではないだろうか。

エンターテイメント性にメッセージ性も持ち合わせている作品。文体はそこまで軽くなく、また堅すぎず読みやすい。

続編を期待する声に、私も加わろう。だから星はまだ、三つにしておく。

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★★★★★
2011/02/10 14:54
覗くと世界が変わる

そういう作品があります。この場合、ドーナツかもしれない。 怖い話を読んだとき、もしそこに、おまじないの方法が載っていたら。試してみたくはなりませんか。私はなります。 そしてたぶん、私は今度ドーナツを買ってきて、その穴を覗くでしょう。 覗いた先に、なにがあるか。 簡単な話です。 ただ見えます。そこにあるものが。 たぶんそれが日常の風景。きっとだれもが見ているもの。だから仮に、穴の向こうになにが見えたにせよ、私は驚かないでしょうし、「ふぅん」と、落胆も驚嘆もないままドーナツをかじるんです。 穴はもうそこにない。見えるものもない。 でもひょっとしたら、そんな私を見ている人がいるかもしれない。 ドーナツの、穴越しに。

そういう作品があります。この場合、ドーナツかもしれない。
怖い話を読んだとき、もしそこに、おまじないの方法が載っていたら。試してみたくはなりませんか。私はなります。
そしてたぶん、私は今度ドーナツを買ってきて、その穴を覗くでしょう。
覗いた先に、なにがあるか。
簡単な話です。
ただ見えます。そこにあるものが。
たぶんそれが日常の風景。きっとだれもが見ているもの。だから仮に、穴の向こうになにが見えたにせよ、私は驚かないでしょうし、「ふぅん」と、落胆も驚嘆もないままドーナツをかじるんです。
穴はもうそこにない。見えるものもない。
でもひょっとしたら、そんな私を見ている人がいるかもしれない。

ドーナツの、穴越しに。

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★★★★★
2011/02/06 21:17
イカレ帽子屋が紅茶に入れる砂糖の量

それくらい甘い。甘いったら甘い。でも、あんまりにも心地よい甘さ。 恋をするのはエネルギー。胸の内側にぽっと灯った恋心は、淡いピンクの蕾のよう。さて、どんな恋の花が咲くのかな。 氷の女神に凍えずに、しっかり育てよ恋心。彼女の顔は無表情。だけど心は氷じゃないんだよ。旅人のマントを脱がすのは、あったかい春の日差しだっけ。そういうぬくもり、大事です。 オフィスでは、カップいっぱい砂糖を入れた紅茶を飲みながらとはいかないでしょうが、空いてるお時間にはゆったりどうぞ。 私は、一足先に、ごちそうさまでした。

それくらい甘い。甘いったら甘い。でも、あんまりにも心地よい甘さ。
恋をするのはエネルギー。胸の内側にぽっと灯った恋心は、淡いピンクの蕾のよう。さて、どんな恋の花が咲くのかな。
氷の女神に凍えずに、しっかり育てよ恋心。彼女の顔は無表情。だけど心は氷じゃないんだよ。旅人のマントを脱がすのは、あったかい春の日差しだっけ。そういうぬくもり、大事です。
オフィスでは、カップいっぱい砂糖を入れた紅茶を飲みながらとはいかないでしょうが、空いてるお時間にはゆったりどうぞ。
私は、一足先に、ごちそうさまでした。

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★★★★★
2011/02/06 20:08
ネタバレ
おかえりなさいは、優しい言葉。

あっさりめで書かれた文体や、露骨に甘くない、けれどほほえましい恋人のやり取りが、ほどよい恋愛小説感を与えてくれます。
ラブラブな恋愛を、糖尿病にはならずに読める作品です。プラトニックというのです。
けじめをつけに行く彼は潔い。それをきちんと見送れる彼女は慎ましい。嫉妬がどろどろ、愛憎入り乱れ、人が死んで涙する。そんな内容じゃありません。

ごめん、うそ。人はひとり死んでます。けどね。けじめはつけなきゃいけないのです。思い返る日々を辿り、懐かしい土地に帰り、愛しい彼女の元へかえる。

優しい話です。穏やかな話です。BGM?男性シンガーがギターを弾きながら歌うバラードがいいんじゃないでしょうか。

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好きな作家

  • 「おいしいコーヒーのいれ方」村山由佳
  • 「灼眼のシャナ」高橋弥七郎
  • 「空の境界」奈須きのこ
  • 「〝文学少女〟」野村美月
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