今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

陽菜の告白(悠斗side)

 学食の中、偶然にも昨日と同じ席が空いていて、俺達はそこに座っていた。

 陽菜がお弁当を広げてくれる。

 それぞれ別々のお弁当箱。
 俺のは陽菜よりも大きめ。

 メニューは陽菜と同じもの。
 昨日と同じように食べるのも惜しいくらいに、きれいに盛り付けられた料理。


「俺もよかったのかな? 歩夢くん、無理したんじゃない?」

 どういう風の吹き回しなんだろう?
 俺に気を遣う必要はないはずなのに。

 昨日の昨日で、陽菜と一緒に食べたってしっかりばれてるし。
 陽菜が言ったんだろうけど。



「そんなことはないと思うよ。歩夢が作るって言ってくれたから」

 あいつが作るって言った?
 俺の弁当まで率先して作る必要はあるのか?

「陽菜が頼んだわけじゃないよな?」

 なんとなく釈然としなくて、つい聞いてしまった。
 俺に食べさせたかったみたいなことを言っていたし。

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