Doll‥ ~愛を知るとき
†04 愛慾
夜、樹に今日の出来事を話した。
「案内とか、あたし無理。なんて断ればいいか悩んじゃった。お隣さんが気付いてくれたから助かったけど‥。」
樹は
「そっか‥。」
って、呟くと難しい顔をした。
その表情、すきじゃない。
なんだか不安になる。
雰囲気を変えたくなって
「ジュース、飲みたいな♪」
あたしは、彼に甘えて見せた。